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ツヅラレイコ オンガクセイカツ

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2007年6月に読んだ本

40.『失われた町』三崎亜記
『となり町戦争』より物語性が強まって、読み応えありました。でも文章が不器用な感じで説明的なのね。でも内容と合ってるので、読みにくいけどイヤじゃないです。ロマンスの部分はちょっと気恥ずかしい。

41.『いもうと物語』氷室冴子
昭和40年代の北海道に生きる小さな女の子の物語。というか、後に女の子に愛される小説を生み出した氷室さんの物語。友達との微妙な距離感も、理不尽な大人も、厳しい北の冬も、大好きなおねえちゃんも、みんなやさしく描かれてます。

42.『マイ・ディア 親愛なる物語』氷室冴子
私の小~中学生時の読書生活にもっとも影響を与えた一冊。海外文学を翻訳者で読むとか、作者の時代背景から物語の真意を読むとか、氷室さんは憧れの本読みでした。わかりやすくておもしろい文章に、鋭い洞察力。今読んでもやっぱり憧れてしまう。

43.『ぜつぼう』本谷有希子
初めて読んだ本谷有希子作品。んー、でも、これはいまいち何も残らなかった。ぬるいぜつぼうの重さが中途半端に描かれて、笑うに笑えない。もっとしょーもない男のしょーもない話であってほしかった。

44.『趣味は読書。』斎藤美奈子
ベストセラーをバッサリ斬っていく書評集。切り口最高。文体も最高。タブーのギリギリまで踏み込む覚悟も半端ない。いやー本当にスマートじゃなきゃ、こんな風にうまいことケンカは売れないですよね。何より痛快で笑える。まいりました。

45.『ペンギン村に陽は落ちて』高橋源一郎
89年の小説だけど、時差をまったく感じない。マンガとアニメをネタにしてるけど、アラレちゃんにドラえもんにサザエさんに北斗の拳と、今となってはポップというより普遍的なものだらけなのがおもしろい。「同時代カンガルー」という言葉がホントにいい。

46.『アイの物語』山本弘
AIの知能がヒトを超えてしまった未来の話。短編を編んで“AIがヒトに物語る千夜一夜”風に仕立てたところにワザあり。AIとヒトは優劣で比べるものじゃなく「ただのスペックの差にすぎない」というニュートラルなものの見方が気持ちよくて、目が覚める。

47.『江利子と絶対 本谷有希子文学大全集』本谷有希子
短編3編。生き物をレンジでチンしちゃうとか、そんなのをサラリと書き流しちゃう感覚がズバ抜けて気持ち悪い。“生き死にかけたリアルかくれんぼ”の「暗狩」は夢に観そうなホラー。「鬼ごっこ」とか「かくれんぼ」とか、今思うと怖い遊びだよなあ。




『趣味は読書。』はタイトルに惹かれて読みましたが、
もーこれで斎藤美奈子さんにハマりました。
私のなかで毎年、1年を通して「これはハマったなー」と思う作家がいて、
2006年は舞城王太郎、2007年は高橋源一郎の年だったんですが、
2008年は間違いなく斎藤さんでした(作家じゃないけど)。

全部制覇したわけじゃないんですが、
こりゃおもしろいと思ったのは
『文壇アイドル論』と『文学的商品学』かなあ。
あと『妊娠小説』の村上春樹の記述以外。
『趣味は読書。』や『誤読日記』みたいな乱読本も楽しいけど、
こういうのはコラムで読むのが醍醐味ですよね、きっと。
それにしてもこの1年、この人の本ばっかり読んでた気がする。
続けざまに読むと頭が一時的にフェミ化するのがおもしろかったです。

by reiko.tsuzura | 2008-03-16 19:05 | 本
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