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『THE STORIES OF ADVENTURE』 MO’SOME TONEBENDER TRIADに移籍したモーサムの5作目。 “動というより静のアルバム”みたいに言われていますが、 そんなことより私は、なんか「普通じゃない」感じが気になります。 普通じゃないっていうか、まともじゃないっていうか……。 とくに先行シングルだった「アンハッピー・ニューエイジ」とか、 いったい何をどう考えたらこういう音の構成になるのかまったくわからない。 突然声が裏返ったりするのもコワイし、歌詞もちょっとよくわからないし、 調子っぱずれなコーラスも、コードの合ってないピアノも、ぜんぶ変。 そう、とにかくなんか変! 「GREEN&GOLD」でコーラスのタイミングをずらしてるのもわかんないし、 「レノンレノン」でなんでいきなりアコギ弾き語りなのかもわかんない。 しかもメロディがすごく優しくてきれいだから、余計にたちが悪い。 全編、絶叫しまくり音歪みまくりの「NO WAY CITY」のような曲のほうが よっぽど安心できるんですよ……。 最後に収録されてる「It's Me」は 今年聴いた曲のなかで、いちばん美しい曲かもしれない。 この夏のフジロックで聴いたこと、今もくっきりと思い出せます。 言葉は嫌いだよ 名前は嫌いだよ 時間は嫌いだよ 感じることはやめない ここにいるよ (「It's Me」) 詩人だねぇ。ロマンだなぁ。
by reiko.tsuzura
| 2004-09-30 23:47
| 音楽
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