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これ本当に、12か月分、飽きずに書けるんだろうか…… と早くも自信がなくなる12月。 2月に読んだ本 15.『プレーンソング』保坂 和志 16.『クワイエットルームにようこそ』松尾 スズキ 17.『カポネ』佐藤 賢一 18.『やさしい訴え』小川 洋子 19.『優しい音楽』瀬尾 まいこ 20.『塩狩峠』三浦 綾子 21.『君が代は千代に八千代に』高橋 源一郎 22.『ニッポニアニッポン』阿部 和重 この月もせっせと感想書いてます。量は少ないですね。 2月は、私の伯父が亡くなりました。 お正月に祖母の家で一緒におせち食べて、お雑煮食べて、テレビで駅伝観て、 でもかなり具合が悪そうで、祖母の家から病院に行って、 そのまま緊急入院となって、2月のなかばに亡くなりました。 ちょうど校了して、家に帰ってきたときにその知らせを聞いて、 本当に「まさか」と思いましたね。 だって一緒にお正月迎えたのに。 そんときは病気かもわかってなかったのに。 「まさか」「そんな」って、自分でもビックリするくらい衝撃でした。 お正月に「コーヒー飲む?」って言ってくれた伯父の顔が頭の中をグルグルまわって、 その後1ヶ月くらい、夜眠れなくなりました。 10年前、おじいちゃんが亡くなったときは、 なんの実感も沸かないままでボンヤリしてた私ですが、 10年経って「ただ悲しい」って感情を知りました。 言い方が変ですが、目の前が真っ青、 まじりっけ無し、120%悲しいっていう感情。 いてほしいと思う人がこの世からいなくなって、二度と話もできなくなることが、 この世でいちばん悲しいことなんだって、心から実感しました。 「27歳にもなって、やっとその実感かよ」って感じですが、 私自身も、その感情を知らなかったことに驚いた。 それから怖くなった。 いつかは死ぬんだ、親も、好きな人も、友人も、自分も含めて、 いつか消えて、二度と会えなくなるんだと思って、心底怖くなった。 これが10年ぶりに身近な人の死を体験して、ウソ偽りなく感じたことですね。 こればっかりは経験しないとわからない。 完全に気持ちのバランス崩した2月でした。 あ、ぜんぜん読書と関係ないや。 でもこの1年でいちばん感情の揺れ動いた出来事だったので、 いちど書いておこうと思ったのでした。
by reiko.tsuzura
| 2006-12-17 00:53
| 本
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